おまけ:「easy to learn but diffcult to master」はどこから?
ハーフリアルの本文中で紹介されているeasy to learn but diffcult to master(p.78)
の文言について、初出が気になったので軽く調べてみました。
結論
- どういうもの?
調べたところ(2016/10/07閲覧)
1.Wikipadia
まずはザコ学生の救世主、Wikipedia様に聞いてみる。
どうやら海外では"Bushnell's Law"で通じるらしいですね。
そして正式?な文言も発見
しかし初出がいつなのかは特に書いてない……残念。
2.Wikipediaの出典
- Ian Bogost (April 2, 2009). "Persuasive Games: Familiarity, Habituation, and Catchiness". Gamasutra
- "Bushnell's Theorem: Easy to Learn, Difficult to Master". Wolfshead Online.
- Frank Cifaldi (March 11, 2010). "GDC: Blizzard's Core Game Design Concepts". Gamasutra.
幸い出典が示されていたのでちょっと見てみました。
Wolfshead Onlineの方に"coined […] in 1971"とあったので、とりあえずその時期にあったのかなと推測。ただ、その出典が示されていなかったのでこれ以上は遡れず……
それ以外のは、Blizzard社のゲームデザイン原則が実はブッシュネルのだよ、ということを書いてます。
1971年といえば、『コンピュータースペース』が世に出た年。
おそらくゲームデザインについてインタビューとかされた時に、ブッシュネルがそう答えたのかなと推測。
3.ググろう
とりあえず以下の検索ワードでググってみた。
All the best games are easy to learn and difficult to master 1971
そしたらまあ色々ページが出てきたのですが、年号はあっても出典が出てこない……
唯一出典がきちんと示されていたのがこちら。
しかし残念なことに、上記文言に関するインタビューは出てこず。
後は大学で契約しているデータベースを漁るくらいでしょうか。
とりあえず使えそうなデータベースはこちら。
- Foreign Broadcast Information Service(FBIS) Daily Reports 1941-1996
- アメリカの政府機関が作ったデータベース、全文検索可能
- LexisNexis Academic
- 世界各国の新聞記事が収録、全文検索可能
この内 LexisNexis Academic の方は学外からでも使えたのですが、文言で検索してもヒットせず。
FBISの方は学外からだとダメっぽかったので、今度大学行った時に調べてみます。